友好のきずな確認 那覇姉妹都市サンビセンテ市


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サンビセンテ市庁舎を訪問した那覇市の一行=27日、ブラジル・サンビセンテ市

 【サンビセンテ27日移民100周年取材班】移民100周年記念行事に参加するためブラジルを訪れている那覇市の翁長雄志市長ら訪問団15人は27日(日本時間28日)、ブラジル・サンビセンテ市にパウロ・デ・ソウザ市長を訪ね、面談した。

ソウザ市長は、両市相互の親善訪問事業などを挙げ「今後、一層の交流が推進されることを望む」と述べ、翁長市長と今後の交流強化を確認した。
 訪問団はサンビセンテ市にある那覇幼稚園と教育レクセンター、小児がんセンターを訪問。子どもたちからプレゼントが手渡されるなど、盛大に歓迎された。
 また、那覇市はブラジル沖縄県人会の照屋マーリオ常任理事に対し、名誉市民の称号を授与した。照屋氏は1978年に那覇市とサンビセンテ市が姉妹都市を締結するまでの手続きに協力。当時サンビセンテ市長だった県系人の伊波興裕氏と親しい間柄だったことから、いろいろな局面で助言したり、那覇市との交渉で通訳や文書翻訳をしたことなどの功績があった。
 サンビセンテ市議会も、安慶田光男那覇市議会議長、久高将光前同市議会議長、西原篤一沖縄ブラジル協会会長に名誉市民の称号を授与した。(宮城隆尋)