オキナワ移住地入植54周年記念慰霊祭が8月16日午後、オキナワ日ボ協会慰霊塔前で行われた。参加者全員で一分間の黙祷(もくとう)をささげた後、ラ・グロリア教会の大熊豊子牧師が祈祷(きとう)。
宮城和男日ボ協会会長は、先人の高い理念と不屈の開拓魂によって今日の繁栄を築き上げることができたと、追悼の辞で先人の業績をたたえた。
一世の参列が少なくなる中、日系2校の中学生も参列した。生徒代表の島袋里菜さんと比嘉謙悟君はいずれも現在の何不自由ない豊かな生活が、遠い沖縄からボリビアへ渡り、汗水流してジャングルを開拓してきた先祖のおかげと感謝していた。(木内一夫通信員)