【ボリビア】勉強頑張ってね 25人にワルネス奨学金


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長山所長から奨学金を受け取る児童(小学3年生)

 沖縄ボリビア協会(玉木正邦会長)が、ボリビア国ワルネス郡オキナワ移住地内の学校の児童生徒に支給しているワルネス奨学金の授与式が8月20日、オキナワ日ボ協会文化会館で行われた。

 同奨学金は2000年8月から毎年支給されており、沖縄ボリビア協会で集められた基金を運用している。支給事務はオキナワ日ボ協会に委託されている。
 今年は、移住地内の7つの学校から成績や出席状況によって選考された25人(日系人5人を含む)に100米ドルが支給された。集まった受給児童生徒と保護者を前に、長山哲沖縄ボリビア協会ボリビア連絡事務所長は「奨学金は必ず学習目的に用いるように」と念を押した。
 受給者は受領書に親子とも署名して、長山所長や宮城和男日ボ協会会長から奨学金を受け取り、感謝を表していた。長山所長は「基金は毎年少しずつ増やしているが、金利が下がっている状況の中で給付を続けている」と語っていた。
(木内一夫通信員)