【ロサンゼルス】大城夫妻を功労表彰  県人会への寄付活動で


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プロゴルファーの黒川エレナ選手(右から3人目)と大城博成社長(同2人目)=米国ロサンゼルスの県人会館前

 沖縄県人会がガーデナに県人会館を設置してから9年目を迎え、8月24日に記念式典と功労者2家族の表彰が行われた。ヘラルド亀谷さん・エレンさん夫妻はサイン会社を運営、県人会の多くの看板や県人会名、寄付者一覧表などを作成、県人会に貢献した。エナジック社の大城博成社長・八重子さん夫妻は県人会に多額の寄付をした功績が認められた。

 あいさつに立った大城社長は終始沖縄方言で生い立ちやビジネス成功の秘訣(ひけつ)、生まれ故郷の沖縄をいかに愛しているかなどをユーモラスに語り、参加した70人の笑いを誘った。
 大城社長は、若き女子プロゴルファー黒川エレナ(英礼奈)選手の支援にも力を入れている。2006年11月にプロ選手となり、ロサンゼルス郊外パロス・バーデスをホーム・コースに、トップ選手を目指して1日10時間の練習に励む。ネバダ州立大学ラスベガス校を06年に卒業、心理学を専攻、学業成績優秀賞を受賞した。東京出身で、7歳の時に米国に移住。幼少のころからゴルフに専念、大学のレベルまでに多くのゴルフ・チャンピオンに輝いた実績を持つ。
 黒川選手の出会いは、不動産業を営む鴻山俊介さんが大城社長に紹介したことがきっかけ。黒川選手のひたむきな姿に感動し快くスポンサーを引き受けた。大城社長は「米国のプロツアーは韓国系のプレーヤーが素晴らしい成績を収めている。日系にも頑張ってほしい」と話している。(当銘貞夫通信員)