【ロサンゼルス】「米国から沖縄貢献」 渡嘉敷さんが抱負


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グランドパレードに参加した渡嘉敷祐介さんと家族=8月17日、米国ロサンゼルスのリトル東京

 8月17日に米国ロサンゼルスのリトル東京で行われた2世ウイーク・日本フェスティバルのグランドパレードに埼玉県出身の渡嘉敷祐介さんと理絵さん(福岡県出身)夫妻が初めて参加した。在米年数22年(コロラド1年、ニューヨーク16年、カリフォルニア5年)。日本の玩具メーカーであるトミー社関連米国現地法人ディストリビューター会社を2年前にロサンゼルス地区に設立した。

 父方が首里出身で、5代前までの名字は諸見里。代々琉球王の御殿医で、先祖の通寛(つうかん)は中国に医学留学、沖縄に戻り疫病を抑えた功績をたたえられ、渡嘉敷の名前と慶良間諸島の渡嘉敷島をその当時の琉球王から提供されたという。本家の親類は健在。祖母方は親泊。親泊一郎元琉球新報社長は親戚(しんせき)、渡嘉敷奈緒美衆院議員はいとこに当たる。
 渡嘉敷さんは「米国から沖縄へビジネスの観点から貢献していくのが私の今後の人生のプラン。私の中には間違いなく“ウチナーンチュ”の血が流れている。これからも沖縄を意識して人生を歩んでいきたい」と語った。(当銘貞夫通信員)