【ペルー】移住の足跡学び、交流 名桜大中南米実習団を歓迎県人会


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在ペルー県系人との歓迎交流会に臨んだ名桜大学国際文化学科現地実習団の一行=10日、リマ市郊外の沖縄県人会館

 名桜大学国際文化学科・中南米コースによる現地実習が今年も行われた。ブラジル、アルゼンチンでの実習を終え、9日にペルー入りした国際文化学科3年生の中南米コース現地実習団(引率・住江淳司准教授)20人は翌10日、姉妹校のパシフィック大学と日系校ラ・ウニオン校を訪れ、交流を深めた。

 一行は当日の午後8時から、リマ市郊外の沖縄県人会館でペルー沖縄県人会(親泊フェルナンド会長)の役員・顧問、婦人会、市町村会長との歓迎交流会に臨み、温かい歓迎を受けた。
 引率の住江准教授は「現地実習の目的は普段、大学で学んでいる中南米やカリブ諸国を含めたラテン・アメリカ33カ国の文化、教育、経済、歴史など、実際に現地を訪れて体験、学ぶことを目的とし、県系人と交流を深め、県人移住の足跡を習得する狙いも含まれている」と話した。
 学生らは棒術、エイサーなどを披露、県人会・青年部の余興なども披露され、遅くまで交流を深めた。(赤嶺光弘通信員)