社会

【ペルー】貯蓄信組が10周年 貸し付け、順調推移

10周年の設立を祝い記念のケーキを囲む(右から)真栄城エンリケ県人会顧問、仲宗根フェルナンド組合長、名幸アレハンドロ前組合長=9月12日、ペルー沖縄県人会館西銘順治大ホール

 ペルー沖縄県人会傘下の貯蓄信用協同組合の設立10周年記念祝典が9月12日、ペルー沖縄県人会館西銘順治大ホールで開催された。常重セサル日系人協会会長、深沢アンヘリカ日系婦人会会長、親泊フェルナンド県人会長、新垣ひろみ婦人会長、前園ルイス農業大学学長、他県人会顧問、組合員ら多くの祝賀客が参加した。

 設立当時、日系社会には3つの貯蓄信用協同組合があり、対抗できるかどうか設立前から心配する声が上がっていた。1980年代後半、年8000%という未曾有のインフレが発生し、零細企業を抱える日系社会の多くが店を畳んで日本に出稼ぎに行った。出稼ぎ者からの送金を扱う信用協同組合の設立が要望されたのと、出稼ぎから帰国した者への融資、5年ごとに開催されている世界のウチナーンチュ大会参加希望者への貸し付けなど、多岐にわたる利用目的で運営が開始された。
 98年に約150人の組合員で始まったが、2007年統計で組合員数は10倍の1500人に膨れ上がり、年々貯蓄残高や貸し付けも順調に伸びており、今後の運営が大きく期待されている。(赤嶺光弘通信員)