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移民100周年記念祭典が終わり、一息ついている5日、ブエノスアイレス市の市立劇場で、市当局関係者の勧めで「沖縄芸能祭」と銘打った公演が盛大に開催された。
コリエンテス大通りに面した市立劇場だけあって、1000人内外収容の立派な劇場で、出演者も圧倒するほどだ。観客はアルゼンチン人が多く、満杯のようだった。
100年祭で大通りを行進した時にアルゼンチン国民に大好評を博し、これが話題となった関係で「それでは劇場でもう一度公開しては」ということになり、実現したという。
公演に移る前に、沖縄の歴史を大まかに解説したアナウンスが場内に流れた。その後、野村流音楽協会亜国支部および同筝曲興陽会亜国支部の「嘉例」の演奏で始まった。立て続けに大庭キク、山本美佐子、内間キヨ子、与那嶺ミカ師匠らの琉舞が演じられた。途中「日本舞踊」もあり、文字通り沖縄、日本文化の紹介となった。特に琉舞は観衆の目を引き付けて離さなかった。
何よりも琉舞の衣装がきらびやかな紅型に花笠がキンピカに輝いて観衆を魅了したようだ。最後に琉球國祭り太鼓の演舞で華やかに幕を閉じた。
(新垣善太郎通信員)