【ペルー】テビチ味わい交流 イチャリバチョーデーの日


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家族連れでにぎわう沖縄料理フェスティバル「イチャリバチョーデー」=5日、県人会館・西銘順治大ホール

 ペルー沖縄県人会(親泊フェルナンド会長)主催の沖縄料理フェスティバル「イチャリバチョーデー」が5日、県人会館・西銘順治大ホールで約6カ月ぶりに再開された。同フェスティバルは、多くの県系人の要望に応え、テビチや沖縄そばなどをメーンに2003年に初めて開かれた。

 一番の人気メニューは何と言ってもテビチ。大根や昆布がたっぷり入っていて、豚足も前日から炊き込んでいるせいか口の中でとろけるぐらいに軟らかく味が染み込んでいる。今では他府県人も沖縄料理に魅せられて家族連れでやって来るほどのにぎわいを見せている。
 親泊会長は「従来通り毎月第1日曜日をイチャリバチョーデーの日と決め、多くの人に沖縄料理のうまさを味わってもらいたい。長寿食としての沖縄料理の人気は高い」と話し、大勢の来場を呼び掛けた。
 03年の開始当時から松田美津江さんをはじめ婦人会のメンバーが調理を担当、献身的な協力の下、これまで続けられてきた。日ごろ仕事に追われ、めったに会うチャンスのない県系人同士がイチャリバチョーデーの会場で久しぶりに会い、友好を温めてもらう意味合いも含まれている。テビチファンの一人として、これからも絶やさず続けていってもらいたいものである。(赤嶺光弘通信員)