【ペルー】沖縄婦人会 盛大に30周年祝賀会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ハッピーバースデイを歌う(左から)親泊フェルナンド県人会長、新垣ひろみ婦人会長、深沢アンへリカ日系婦人会長ら=10月19日、ペルー沖縄県人会館・西銘順治大ホール

 1978年に初代会長・上原松子さんを中心に設立されたペルー沖縄婦人会の創立30周年記念祝賀会が10月19日、県人会館・西銘順治大ホールで開催された。

 婦人会歌の作曲者・中村透琉球大学教授、夫人でソプラノ歌手の律子さん、常重セサル日系人協会会長、深沢アンへリカ日系婦人会会長、前園ルイス国立農業大学学長、親泊フェルナンド沖縄県人会会長らのほか、目賀田周一郎駐ペルー大使夫妻、宇田川雅幸在リマ日本国領事ご夫妻も列席した。
 先没者追悼法要に続いて式典が行われ、婦人会コーラス部がペルー沖縄婦人会歌(中村透作曲、照屋聡子作詞)を高らかに斉唱。新垣ひろみ沖縄婦人会会長は「婦人の地位向上と融和を目的に素晴らしい会を立ち上げた先駆者の功績に多大な敬意を表する」などと力強くあいさつ。沖縄県の大城節子婦人連合会長から託された100歳以上の高齢者6人へのかりゆしウエア、祝儀が、新垣婦人会長に手渡された。
 嶺井政治ペルー沖縄協会顧問、呉屋守将在那覇ペルー名誉領事、国場幸一郎前在那覇名誉領事、比嘉憲太郎沖縄ペルー協会会長、婦人会・会歌作詞者の照屋聡子さんらの祝辞が代読された。
 セレモニーでは100歳以上の高齢者や歴代会長に感謝状と記念品を贈呈。大使夫人・玲子さんが乾杯の音頭をとった。
 この後、在ペルー野村流古典音楽保存会の歌・三線、婦人会相談役による舞踊「かぎやで風」で祝賀演芸会が幕開け。中村教授のピアノ伴奏で律子夫人が「芭蕉布」「てぃんさぐぬ花」「オ・ソレ・ミオ」「蝶々夫人」を熱唱。満員の会場は総立ちになった。最後は参加者全員によるカチャーシーで幕を閉じた。
(赤嶺光弘通信員)