【ブラジル】120人歌声競う 民謡カラオケ大会


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「ちんぬくじゅうしい」を歌うカンピーナス支部の安村愛子ちゃん=10月19日、ブラジル沖縄県人会本部

 ブラジル沖縄県人会主催の第15回沖縄民謡カラオケ大会(与儀哲雄実行委員長)が10月19日午後、県人会本部サロンで催された。移民100周年の今年最後の県人会年中行事。15支部から120人が参加した。懐かしい歌、新しい歌の数々が披露され、民謡愛好家を楽しませた。

 開会式では与儀昭雄県人会長、与儀実行委員長のあいさつに続き、10月5日に行われた統一地方選のサンパウロ市議会議員選挙で当選した神谷牛太郎さんが祝辞とお礼を述べた。
 舞台は、28種類の紅型のコピーをバックに、両脇に「命どぅ宝」「親の孝行そぅけぇ、神拝みん要らん」などの沖縄の黄金言葉が飾られ、司会が日本語とポルトガル語で紅型を紹介し黄金言葉の意味を説明した。舞台装飾は嶺井油規さんが担当。嘉数秀治審査委員長らが審査した。
 入賞者は計46人。各部門の1位入賞者は次の通り。(敬称略)
 【新人】
▽高齢者の部・嘉数良子(ビラアルピーナ支部)「逢ちゃいぶさや語いぶさや」
▽ちびっ子の部・知念ユージ(サンタクララ支部)「泣かんきよ」
▽一般の部・松本正雄(サンマテウス支部)「なりやまあやぐ」
 【優秀】
▽高齢者の部・嘉数貞子(ビラアルピーナ支部)「思やー小」
▽一般の部・久志勲(カンピーナス支部)「南洋小唄」
 【最高】
▽高齢者の部・知花弘子(ビラカロン支部)「瓦屋情話」
▽一般の部・高良ミサエ(サンタマリア支部)「吉屋物語」
▽グランプリの部・奥浜眞一(サントアンドレー支部)「謡の道」
(与那嶺恵子通信員)