【アルゼンチン】パティン競技、仲間さん南米一に


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パティン南米大会に優勝した仲間ジセラさん(中央)

 金武町出身の仲間ジセラさん(15)がパティン南米競技大会に出場し、見事優勝した。父は金武町出身だが、祖父は中城村出身の新垣孫一さんだ。

 この競技はあまりはやっていないが、若者の遊びとしては以前からあったもので、3、40センチの細長い板の前後に4つの小さな車輪を付けてその上に乗って走る遊びだ。
 仲間さんは7歳の時から始めて、近くのクラブに入って本格的に打ち込んだ。競技大会に参加もし試合を繰り返す中で、だんだんと技が上達して国内一の水準に達した。
 今年2月に入ると、ウルグアイで開催された大会に参加し一等賞に輝いた。5月、7月、8月に開かれた大会では3回とも国内の選手として高い評価を受けた。
 南米大会に優勝する前に8月17日から9月4日までイタリアへ行き、そこで関係者から技術、形、姿など最高級と評価された。
 9月17日から21日にかけて、アルゼンチンのカタマルカで開催されたパティン南米大会に出場すると一等賞を獲得したのである。
 仲間さんの妹は10月20日に首都圏パティン大会に出場して優勝した。姉妹そろってパティン一家となったわけだ。仲間さんは「これも父をはじめ、両祖父たちの支援と励ましがあったからだ」と緊張気味に話した。(新垣善太郎通信員)