【アルゼンチン】祭り太鼓で観客魅了 亜国支部が10周年公演


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琉球國祭り太鼓の演舞=10月26日、在亜沖縄県人連合会館大サロン

 琉球國祭り太鼓亜国支部創立10周年記念祭が10月26日、在亜沖縄県人連合会館大サロンで盛大に催された。

 今から10年前、母県沖縄から与那嶺昭さんが来亜し、琉球國祭り太鼓のエイサーを教えた。北中城村の「夢海渡太鼓」が既にあり、勇壮な音と勇姿があこがれの的になっていた。そうした状況にあったので、若い人たちを集めるのは容易だったようだ。支部が出来上がると、日系団体だけでなく、アルゼンチン社会のあらゆるイベントに出演し評判を呼んだ。もちろん夢海渡太鼓、めでた太鼓の3団体とも活発に活動している。
 現在、琉球國祭り太鼓の会長は細川拓さん(ウチナームーク)だ。「10周年を迎え、これまで部員一同と共に頑張ってきたおかげで沖縄文化を知るようになった」と観客に述べた。
 演技を始める前に、沖縄の歴史解説があり、観客は、ある程度、太鼓との関係が理解できたようだった。最初に演舞したのは「かぎやで風」。会場からものすごい拍手がわき起こった。次々に演舞が続き、観客を魅了した。
(新垣善太郎通信員)