【アメリカ】日系文化に携わる若者8人に奨学金


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南加県人会協議会主催「育英奨学金募集・親睦演芸会」=10月19日

 南加県人会協議会主催「育英奨学金募集・親睦(しんぼく)演芸会」が10月19日に行われ、日本文化に携わる若者ら8人に、それぞれ1000ドル(約11万円)の奨学資金が授与された。カテゴリーには日本舞踊、詩吟、琴、日本語、書道、珠算などがあり、アシュリー新城さん(18)=後列左から2人目=が空手道部門で奨学金を受けた。

 県人会協議会(加藤譲孜会長=同前列左から2人目)は南カリフォルニアにおける各都道府県人会の会長経験者が理事となって構成されている日系の大きなNPO団体の一つ。演芸会は今年で29回目。
 アシュリーさんは第5回世界空手連盟主催ジュニア選手権とワールド・カップ選手権大会(少年の部)が2006年にドイツのハノーバーで開催された際、米国代表として出場し優勝した。空手歴13年。父母の新城友弘(名護出身)・タミさんと兄弟全部が空手の鍛錬に励んでいる。
 奨学金授与式を前に、各県人会の出し物があり、新城親子が「空手演武」を披露した。(当銘貞夫通信員)