【フランス】琉舞公演に「ブラボー」 チケット完売、拍手やまず


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パリで合同公演を行った玉城流「翔節会」、柳清本流「和華の会」の面々=フランスのパリ日本文化会館

 玉城流「翔節会」、柳清本流「和華の会」の合同琉球舞踊公演が6、7の両日、パリ日本文化会館で行われた。「日仏交流150周年記念日本文化会館公演」の一環。

 パリ日本文化会館はパリで日本文化を発信するメッカ的な場所で格式も高い。そのような会場で初めての琉球舞踊公演。チケットは両日完売の反響ぶりで、チケットを購入できなかった希望者も多かったようだ。演目は玉城節子家元、高良和子家元が検討し、1部は古典舞踊、2部は創作が中心。初めて琉球舞踊を鑑賞するフランス人にも見やすい構成に仕上がっていた。
 公演終了後は「ブラボー!」の歓声が上がり、予想外の長いカーテンコールに地謡、踊り手が一体となり、即興のカチャーシーが披露される場面も。大成功だったこの公演をきっかけに、フランス人の沖縄文化への理解が深まり、仏沖間の交流がさらに広がっていく確信のようなものが感じられた。
(大城洋子通信員)