【ブラジル】笠戸丸子孫に手まり 県人会通して県から贈呈


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「第2回笠戸丸沖縄移民子孫の集い・忘年会」での贈られた手まり50個の贈呈式

 「第二回笠戸丸沖縄移民子孫の集い・忘年会」(与那嶺ルーベンス代表)が9日午後、ブラジル沖縄県人会館中サロンで催された。約80人が参加。この中で「琉球手まり保存会」(宮城玲子代表)から贈られた手まり50個の贈呈式が行われた。

 手まりは、8月に沖縄県人移民100周年記念行事が催された際、沖縄県が笠戸丸移民子弟への贈り物としてブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)に託していた。贈呈式では、仲宗根ジュベルト世話人が家族代表一人一人に手まりの入った袋を手渡した。
 あいさつで与儀会長は、沖縄では娘の13祝いに贈られたという手まりを、保存会の会員が幸せの願いを込めて制作したと説明し「笠戸丸移民子弟に対する母県の人たちの温かい心を受け取ってほしい」と述べた。
(与那嶺恵子通信員)