【アメリカ】琉舞熱演に観客感激 長浜さんらNYで公演


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琉球舞踊を披露するジュンコ長浜・フィシャーさん

 ニューヨーク植物園で催された「菊祭り」と並行し、琉球舞踊の公演が15日にローズ・ホールで行われた。
 宮城流能松会のジュンコ長浜・フィシャーさん(読谷出身)と門下生によってつややかに琉球舞踊が演じられた。「かぎやで風」「四つ竹」「貫花」「二才踊」を含め2時間の熱演に会場を埋め尽くした観客はかたずをのんで見入っていた。
 ハイチ出身のケエティー・ジオジアイさんは「同じ南国の島でも、われわれの踊りは情熱を顔や全身で表現するが、琉球舞踊では表情をむき出しにせず、手と足の動きが重要な役割を果たしている」と文化の違いに驚き、感激していた。遠くペンシルベニア州から駆け付けた沖縄出身の栄子・スティールさんもうっとりと見入っていた。
 次は12月6日にアジア・ソサエティーでインド、ポリネシアとの共演で長浜さんが創作舞踊「鷲の鳥」を披露するという。ニューヨーク州立大をはじめニューヨーク市、ロングアイランド文化センター、ウエストチェスターやコネチカット州などからの依頼で毎月のように沖縄の伝統文化を紹介し続けている。
(比嘉良治通信員)