【アメリカ】三線の音と歌で歳末の募金活動


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三線を手に募金活動に取り組む若者=14日、カリフォルニア州トーランス市

 14日に最終日を迎えた南加日商主催「敬老ホーム歳末助け合い運動」で本土出身の若者らが三線片手に募金に協力し、注目を集めた。一行は島袋盛市琉球民謡研究所と新垣幸子豊舞会琉球舞踊研究所の門下生5人(うち1人は沖縄出身)。

 稲継亮至さん(32)=岩手県盛岡市出身=が作詞・作曲、島袋盛市さんが編曲して出来上がった「ホーム募金の歌」にはやしを付け、三線に合わせて募金活動に取り組んだ。他の4人も三線や太鼓で応援。「あなたも私も少しずつ年を取り、おじいとおばあになる日がきます」という歌声に、カリフォルニア州トーランスのミツワ・マーケットの買い物客は、ほとんどが足を止めて献金。募金箱は見る見るうちにいっぱいになった。
 稲継さんのほか募金活動に協力したのは渡辺祥子さん(25)=新潟県出身、中西美帆さん(24)=東京都出身、礒貝隆夫さん(29)=神奈川県出身、仲里千以子さん(27)=南城市出身。
(当銘貞夫通信員)