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ブラジル沖縄県人会スザノ支部(石川広明支部長)の新会館落成祝賀会が11月30日、同会館で行われた。スザノ市は、サンパウロ市の東35キロの距離にあり、人口25万人。そのうち約10%が日系人。同支部は1953年に創立され、現在の会員数は119人。
与儀昭雄ブラジル沖縄県人会会長、与那嶺真次文化センター理事長、ウイリアム・ウー連邦議員、マウロ・バス副市長ら多数の来賓や会員が集い、敬老会、忘年会を兼ねた落成祝賀会は大いに盛り上がった。
式典はテープカット、記念プレートの除幕式、渡口アルベルト副支部長の開会の辞、支部役員あいさつ、来賓祝辞、新会館建設功労者への感謝状の授与、高齢者(80歳以上)への記念品贈呈と続いた。
石川支部長はあいさつの中で、工事責任者の島袋秀雄さん、松堂忠顕さんの労をねぎらい、「新会館は2006年8月に着工、建設に2年余りを要したが、ウチナーンチュの団結心で夢が実現した。婦人会の協力なくしてなし得なかったし、青年会の協力にも感謝する」と述べた。吉元ナタリナ女子部長も支部発展のために力を尽くした先輩に感謝の意を表した。
式典の後、婦人会が腕によりをかけたごちそうを味わいながら、斉藤悟琉舞道場の踊りや具志恵さんの民謡、レキオス芸能同好会のエイサー太鼓などを楽しんだ。
(与那嶺恵子通信員)