【アルゼンチン】沖縄角力30人余が熱戦 うるま園


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沖縄角力も行われた沖縄祭り=2008年12月27日、ブエノスアイレス郊外の「うるま園」

 在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)は2008年12月27日、これまで催してきた行事の締めくくりとして、うるま園(沖県連の運動場)で、沖縄祭りを大々的に開催した。
 琉球舞踊あり、琉球空手あり、沖縄角力(ずもう)や琉球太鼓など、沖縄文化を総ざらいした祭りとなった。

 参加者は4、5千人と言う人や、1万人内外と言う人もあって、うるま園の運動場は人であふれ返った。車が100台以上、バスが沖県連本部から10台も出た。
 琉球舞踊は、色とりどりの衣装を着けて華やかに踊る姿が見事だった。それに勝るとも劣らない琉球國祭り太鼓や夢海渡太鼓の人々のたくましい姿など、この祭りでなければ見られない場面だ。
 沖縄角力は25年間音さたがなかったが、今回母県沖縄へ問い合わせて始めた。以前、角力選手で頑張っていた安田栄一さんを責任者として土俵作りから始め、当日は30人余りの選手を集めた。始める前に、取組の形を仲宗根誠さんと前東ファンさんの2人で示した。
 30人余りといっても主に非日系人(アルゼンチン人)が多かった。それにしても外人が角力を?と思ったが、何とも見事な取り組みを見せたのだ。それもそのはず、全員が柔道を習っているとか。特に女性が2、3人出たが、見事男性を打ち負かし優勝した。
(新垣善太郎通信員)