【ブラジル】100周年事業で収支決算報告


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ブラジル沖縄県人会が100周年記念行事の収支決算報告をした。=2008年12月20日、サンパウロ市の県人会本部中サロン

 ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)は、2008年12月20日、サンパウロ市の県人会本部中サロンで、100周年記念行事の収支決算報告をした。9月の中間報告に続き、今回は高良仁一会計(ポルトガル語)、島袋安雄会計(日本語)が最終の決算報告を行い、参加した県人会役員、記念行事実行委員、支部長など関係者約30人全員の拍手で承認された。

 総収入約50万ドル、総支出が約34万ドル。与儀会長は「100周年行事にこんなに大きなお金が動いたのかとびっくりしている。会員のみなさんのおかげで、全体的に立派な100周年の祝いができた」と述べた。また、100年祭行事をまとめたDVDの制作や記念事業(ポルトガル語版記念誌と『写真で見る100年史』の発行、記念資料館と慰霊塔の建設)など、今後の事業への協力を求めた。
 山城勇総務委員長は100周年行事のために何度も訪沖し、母県とのきずなを強めた与儀会長、会計委員をねぎらい、会員一人一人の協力に感謝の言葉を述べた。
 会計報告の後、100周年記念行事終了を祝って、宮城滋元会長の音頭で乾杯し、忘年会を兼ねた食事会を開いた。また、全員に「ブラジルの心を唄う、西原篤一肝心公演」のCDが贈られた。
(与那嶺恵子通信員)