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ペルー沖縄県人会(親泊フェルナンド会長)と、ペルー沖縄婦人会(新垣ひろみ会長)は2009年の門出を祝う新年合同祝賀会を、4日午後、リマ市郊外の県人会館西銘順治大ホールで開いた。
宇田川雅幸在リマ日本国領事、常重セサル日系人協会会長、比嘉エレナ日系婦人会会長、前園ルイス国立農業大学学長、県人会顧問、婦人会相談役、各市町村代表など多くが参加した。
昨年末は、アメリカのサブプライムローンに端を発した金融危機が世界の経済情勢に大きな悪影響を及ぼし、ペルーから日本に出稼ぎに行った多くの日系ペルー人にも失業者が続出した。こうした悪い経済情勢を吹き飛ばそうとの思いからか、今年の新年合同祝賀会には例年より多くの会員の参加が目立った。
普久原アントニオさんの日・スペイン語による司会で始まり、親泊県人会会長は「今年は日本人移住110周年を迎える。大きな節目の年に当たり、直面する困難な課題を一緒に頑張って乗り切っていこう」と力強く年頭あいさつした。
新垣婦人会会長のあいさつの後、乾杯の音頭に立った宇田川領事は、「他の会の先頭をきっての新年祝賀会にこんなに多くの県系人が参加されたことに、日系人の7割を占める沖縄県人の結束力をあらためて感じた」と激励の言葉を述べ「サルー・乾杯」と高らかに新年の門出を祝った。
婦人会手作りの沖縄料理とペルー料理を賞味しながら、多彩なプログラムで盛り上がった。丑(うし)年を迎えた最高齢者の比嘉静さん(96)=大宜味村出身=を先頭に、20人近い年男・年女に記念品が配られた。
(赤嶺光弘通信員)