【ボリビア】緊急患者処置法で知花、玉城氏講演


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医療向上のため開かれた第2回医学会=オキナワ村講堂

 オキナワ移住地のオキナワ日ボ協会診療部(知花賢昌院長)はこのほど、第2回医学会を、オキナワ村講堂で開いた。地域の医療水準向上のために開催されている。オキナワ村とその周辺の医療機関から、医師や看護師、医学生ら64人が参加。参加者の大半はボリビア人で、全プログラムはスペイン語で行った。

 地域医療現場における緊急患者への処置がテーマ。12人の医師がそれぞれの診療経験に基づき講演。2番目に講演した知花院長は「アメーバー性赤痢」に関して講演し、オキナワ移住地では大人子どもにかかわらず発病が多いと報告した。診療所の玉城清雄医師は「消化器における出血への処置」について語った。
 報告は外科、産婦人科など広範囲にわたった。現在オキナワ移住地のあるサンタクルス県を初めとして、ボリビア全体で流行しているデング熱に関する講演もあった。(木内一夫通信員)