【アルゼンチン】出稼ぎ者家族と交流 日本での様子紹介


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
日本への出稼ぎ者家族を慰問するため訪れた訪問団=ブエノスアイレス市内

 日本での出稼ぎ者たちの家族を慰問するため、拓栄社長の平良栄次郎氏=旧具志川市出身=を世話役に、12人が2月11日、ブラジル、パラグアイ経由でアルゼンチンを訪れた。

 一行は12日、出稼ぎ者の家族らをブエノスアイレス市内の宿泊先ホテルに招待して夕食を共にしながら座談会を開き、テレビで日本の仕事場や本人たちの様子、また本人たちが直接家族へ語り掛ける映像などを上映して見せた。
 訪れたのは、弁当作りの会社で、牧信夫菜デリカ社長、森田幸治グルメデリカ社長らとその関係者。今、日本は総体的に不景気で、食べ物を扱う会社も最終的には20%ぐらいの影響を受けるだろうとみられている―と近況を報告した。
 こんな時期に関係者を一流ホテルへ招待し、交流するのは大変ではないかとの地元記者の質問に対し、平良社長は「出費の負担が大変だが、それよりも家族との交流が大切だ」と笑いながら答えた。(新垣善太郎通信員)