【ペルー】県人会を訪問、交流 ボリビア少年野球監督・コーチ


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県人会を訪問し交流に臨んだボリビア少年野球監督・コーチ一行。(左2人目から)野里ウーゴさん、名嘉かずやさん、比嘉さとるさん=リマ市郊外の県人会館

 南米4カ国代表で構成する少年野球大会がこのほど、リマ市内の日系総合運動場内の野球グラウンドで7日間にわたり繰り広げられた。ブラジル、ボリビア、エクアドル、ペルーの少年代表チームがA、B両リーグに分かれて戦い、決勝戦でAELU―Aチームが同じ地元のAELU―Bチームを大差で破り、見事初優勝を遂げた。

 隣国ボリビアからは女子を含む1チームが参加、惜しくも敗れたが、大会の合間を縫って監督・コーチの比嘉さとるさん、名嘉かずやさん、野里ウーゴさんの3氏がリマ市郊外の県人会を訪問、県人会の活動状況や、各運動施設などを見学後、親泊フェルナンド会長ほか上原良和、玉城正一、仲田幸弘の各氏ら県人会顧問と交流を深めた。
 同チームコーチの1人、比嘉さんは「ボリビア少年野球チームのほとんどが沖縄コロニアの子どもたちで、コロニア全域でも1チーム、しかも女子も含めたメンバーしか組めず、力の差を感じた。これから少年野球をもっと普及させていきたい」と抱負を語った。また、ことしは沖縄県人ボリビア移住55周年の節目の年を迎えることから、8月には記念式典を開く予定だが、現在の政情で、どうなるかは今のところ不明だとも付け加えた。(赤嶺光弘通信員)