【ペルー】比嘉シズさんカジマヤー 名護出身、家族や友人祝福


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97歳のカジマヤーを迎えた比嘉シズさん(中央)と長男のビセンテさん(左)=サンシードロ区、中華料理店「明仁」で

 ことし元気に96歳を迎えた比嘉シズさん(旧姓・屋嘉・名護市出身)のカジマヤー・スージがサンシードロ区の中華料理店「明仁」であり、多くの来賓や友人・知人らが駆け付け盛大に長寿を祝った。

 家族を代表して長男のビセンテさんが出席者にお礼の言葉を述べた後、シズさんのこれまでの足跡を紹介した。
 来賓を代表し、親泊フェルナンド沖縄県人会長からお祝いの言葉と記念品が贈られると、緊張感がほぐれたのか、シズさんは満面の笑みを浮かべた。
 シズさんは1913年、屋嘉そうゆうさんとウシさんの6人きょうだいの三女として名護市に生まれた。23歳の時、楽洋丸で単身ペルーに渡り、同年、那覇市出身の比嘉よしまささんとリマ市で結婚、よしまささんとパン屋を営みながら9人の子宝に恵まれた。
 よしまささんは既に他界、現在13人の孫と7人のひ孫に囲まれ、悠々自適の日々を送っている。
 週に一度、コーラスやゲートボール、踊りなど心身ともに健康を保つために、日秘文化会館内の神内高齢者レクセンター通いを楽しみにしている。
(赤嶺光弘通信員)