【アメリカ】サンディエゴ県人会 30周年の節目、盛大に


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 サンディエゴ県人会(金城正信会長)は創立30周年記念祭を3月29日にバヒヤ・リゾート・ホテルで開催した。風光明媚(めいび)な海に面した同ホテルに300人が参加する盛大な催しとなった。同県人会は、北米沖縄県人会の姉妹都市県人会として、特に琉球芸能やイベントを共有し、両方の会員になっている人が多い。

 初代会長は故・大城正一さん、前会長・新城友弘さん、現会長の金城正信さんとそれぞれ3人が10年ずつ会長職に取り組んできた。現在、180世帯が会員となっている。
 記念祭では、岡田裕樹・陽子在ロサンゼルス副領事夫妻、マイク井上在サンディエゴ名誉領事、北米沖縄県人会比嘉朝儀会長らが祝辞を述べた。サンディエゴ州立大学に在学するジョセフ・ジョーンズさんに奨学金の贈呈があった。ジョセフさんは去年、琉球新報社主催の「琉球古典芸能コンクール」で「最高賞」を獲得している。
 第2式では、コーセット美輝子さんと冨着保雄さんの司会で、琉球民謡、空手演舞、ちびっこエイサー、琉球國祭り太鼓など盛りだくさんの演目で会を盛り上げた。宮城流能松会宮城能松研究会から中島理智子さんと勝山和子さんが「貫花」を披露。玉城流冠千会与那嶺琉舞道場の若い門下生、ジョセフ・ジョーンズさん、山内亜希子さん、天願未春さんの3人による鳩間節は観客の注目を浴びた。
 金城会長は「5年前に比べ、若い会員が増えたことがとてもうれしい。会長職に就いてから10年目を迎えたが、今後も会の発展のために尽くしたい」と抱負を語った。
(当銘貞夫通信員)