ボリビア沖縄県人会(比嘉次雄会長)の2009年度年次総会が、このほどサンタクルス市のボリビア沖縄県人会ビルで開かれた。08年度の事業報告と決算、09年度の事業計画案と予算案が承認された。08年度からの継続事業となっている県人会ビルの改装と、多目的スポーツコートの新設工事がこのほど終了し、総会後に落成式もあった。
県人会の建物は1979年に沖縄県や県系人の協力で建築された。
コロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO)の本部やスーパーが入っていたが、2007年に別の建物へ移転。
その後の建物の活用に関して話し合いが続けられてきた。
オキナワ移住地から出てきた県人の休息のための休憩室や、青少年育成のためのスポーツコートの必要性が受け入れられ、そのほかサンタクルス市県人会事務所や、男女別トイレなどの整備も行われた。
落成式は、多目的スポーツコートで開かれた。木内一夫牧師の祝福の祈りの後、根間玄信ボリビア日系連合会会長は、「県人会が創立21年でこのような施設を持てたことは素晴らしいことだ」と祝辞を述べた。テープカットと乾杯もあり、完成を盛大に祝った。
(木内一夫通信員)