【フランス】上地流パリセミナー 宗家から講師招聘


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 フランス上地流空手道協会(代表・島袋幸信師範、範士9段=浦添出身)は、このほど恒例の上地流パリセミナーを開催した。現上地流宗家の上地完明師範(範士10段)の名代として、長男の上地完尚5段(37)と三男の完友3段(28)が講師として招聘(しょうへい)された。

 宗家4代目の2人が指導に当たるということで、同流のフランス人生徒以外にもスペインやベルギー、他流派から大勢が参加した。
 セミナー前日、完尚氏と完友氏は島袋師範と共にフランス空手道連盟のディディエ会長を表敬訪問した後、昼食に招待された。
 上地流は上地完文氏が中国で指導を受けたパンガイヌーン拳法を沖縄に持ち帰り、それを基につくられたもので、沖縄に導入されて99年。完尚氏と完友氏は創設者の曾孫に当たる。
(与那嶺佐和子通信員)