【フランス】幸地さんが作品展 ベノワードピュイ美術館


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 幸地学さんといえば、沖縄県出身者の中で最も世界的に著名な画家の1人。1996年には第38回米国グラミー賞公式アーティストに任命されている。その幸地さんの作品が現在、フランスはバイユール市の市立ベノワードピュイ美術館で展示されている。

 作品内容は、フランスの著名な女流作家フランスアカデミー会員で故マルグリット・ユルスナールの短編小説集“ヌーベルオリオンタル”から“源氏の君の最後の恋”をイメージして描いた絵画作品群。
 そのうちの8点の絵画作品は美術館購入となり、コレクションに加わる。
 展示会の模様は北フランスの新聞に「日本人アーティストの作品がベノワードピュイ美術館に収納される」という見出しで大きく取り上げられた。
 展示期間は5月16日~8月31日と長期にわたる。ちょうど夏休みシーズンを挟むこともあり、市民のみならず、世界各国の観光客が幸地さんの作品に触れることになるに違いない。
(大城洋子通信員)

展示されている作品
バイユール市のミッシェル・ギヨン市長と握手する幸地学さん(右)