台湾の不動産会社が行った試算によると、尖閣諸島の経済的価値なども考慮した全体の土地価格は、97・2億元(約280億円)。同社のホームページに記載したところ、日台双方からさまざまなメッセージが書き込まれ、話題となっている。
2003年に「尖閣は中華民国の国土である」と宣言した台湾政府は今年、尖閣諸島の公示地価を1㎡(単位の平方メートル)あたり88元(約250円)と発表。同社は、この価格を元に試算したもので、尖閣近海で予想される毎年15億元(約43億円)の漁獲と海底油田の経済価値を加算し、土地の市場価格を算出した。
尖閣諸島の総面積は、6・3平方キロメートル。同社の試算では、尖閣の地価は、1坪5012元(約1万4千円)となる。同社のHPには、日本からは尖閣の主権主張、台湾国内からは尖閣上陸宣言など、多くのメッセージが寄せられている。