【カナダ】勇壮演舞に大歓声響く マリナーズ球場でスリサーサー


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ジャパンナイトで沖縄のエイサーを披露するメンバー

 9年連続でオールスター出場を果たしたイチローや城島で人気の高い米大リーグ・シアトル・マリナーズ。そのホームグラウンド、セーフコ・フィールドでこのほど開かれた「ジャパンナイト」と銘打ったプレイベントに、アメリカ・ワシントン州沖縄県人会(佐久間トーマス会長=那覇市出身)の太鼓クラブとカナダ・バンクーバー沖縄県友愛会(神里弘会長=南風原町出身)の友愛会琉球太鼓クラブが招待され、合同でエイサーを披露した。

 ことしは他の団体が指名される予定だったが、マリナーズ側から「今年も、ぜひ沖縄の太鼓が見たい」と、強い要望があり、昨年に続き2度目の参加となった。
 イベントでは、英語のアナウンス「OKK 太鼓ドラマーズ!」の紹介とともにメンバーが一斉にフィールドへと駆け出し、米国、カナダ、日本の国旗、沖縄県旗、県人会旗が翻る中、両県人会の約80人(大太鼓、締太鼓、パーランクー、和太鼓、踊り手、旗持ち)が「ミルクムナリ」「唐船ドーイ」を演舞した。
 終了後、フィールドを走り去って行くメンバーに、スタジアム中に響き渡るほどの拍手と大歓声が送られた。プレイベントや始球式の様子は、アメリカ、日本のテレビなどでも紹介された。
(奥間ひとみ通信員)