琉球新報社 恒例の日系最大のイベント、真夏の祭典「第６９回２世ウイーク」が最終日を間近に控え、パレードで盛り上がった。今年の「２世ウイーク・クイーン（女王）」にはパサディナ日系文化会館推薦のデイナ・フジコ・ヘザートンさん（２４）が選出され、１６日のパレードにはオープンカー・フロートに乗ってロサンゼルス・ダウンタウンに集まった観衆に愛嬌（あいきょう）を振りまいた。
県出身赤嶺徳三さん（小禄出身）の娘ジェニファー・ヨウコ・アカミネさんがプリンセスに輝いた。
沈滞気味だったアメリカ経済も少しずつ活況を呈し、人々の心に潤いが増してきたような雰囲気がみられる今回の祭典だった。
パレードを一目見たいと集まった観衆は、ここ数年にないにぎわいを見せた。県系出身の元２世週祭女王で女優のタムリン・トミタさんが、ＬＡ―名古屋姉妹都市提携５０周年を祝ったフロート（山車）で今年の２世ウイーク委員長のテリー・ハラさんと一緒に来年の名古屋開府４００年祭をアピールした。
ことし創立１００周年を迎える沖縄県人会では、芸能部（真境名愛子部長）の踊り手６０人が中心となって、特別沖縄にあつらえた紅型（ウドゥイクワデーサー）姿で、祭り太鼓や旗持ちなどと合わせ総計１１０人がパレードに参加し、歴代最高記録参加人数に達した。
（当銘貞夫ロサンゼルス通信員）
