【アルゼンチン】「南米の広さ知った」 野口JICA所長を歓迎


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 ブエノスアイレスにある在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)はこのほど、野口京香JICA(国際協力機構)所長の就任歓迎会を会館レストランで開催した。
 沖県連理事や相談役、婦人部正副部長らが出席した。

 米須会長は、歓迎あいさつで「沖縄県人会はこの会館と郊外にうるま園という運動場、そして最近購入した老人施設用の土地があります」と述べ、ここを拠点に活動を続けており、また日系社会で一番大きい団体としてブエノスアイレス自治政府からも絶大な信用を得て、催し物の共催などを支援していることを説明した。
 続いて元会長の新里孝徳氏の音頭で乾杯し、食事に移った。歓談しながら食事を取った後、野口所長は「歓迎会ありがとうございます」と話し始めた。前任地のパラグアイで南米については分かっていたつもりだったが「アルゼンチンに来てびっくりさせられている。今さらながら南米の広さを知った」と話した。
 記者が「女性の所長というのは珍しい?」と質問すると野口所長は「わたしだけではない。ほかに3人もいる」との回答。
 「いつごろから出始めたんですか」との質問に、野口所長は「20年前ごろから西欧諸国から出ている」と答えた。なるほど、外国を相手にするだけあって、日本もたいした国になったものだ。
 (新垣善太郎アルゼンチン通信員)