ペルー中城村人会(リチャード屋宜会長)はこのほど、県人会館西銘順治大ホールで村人ペルー移住101周年、会創立31周年記念の祝賀会を盛大に開いた。会員をはじめ、在ペルー日本大使館や日系人協会、県人会顧問、在ペルー市町村人会代表らが出席した。
正午から「先没者追悼法要」が浄土真宗大城慈仙僧正によって営まれた。セレモニーでリチャード屋宜会長は「先人たちが苦難の中から培い、築いてきた伝統的なナカグスクンチュウの不撓(とう)不屈の精神は、今では2世から3世にまで受け継がれている。これからも引き続き継承していけるよう努力し、守っていくことを誓います」と力強く述べた。
来賓あいさつでは長浜トミ・婦人会長代理、ビクトル安里県人会長、フェルナンド親泊日系人協会会長代理から祝辞が述べられた。これまで会の発展に尽力した功労者と高齢者への感謝状と記念品贈呈もあった。
中城村からの先駆移民は1908年に比嘉長仁、比嘉蒲、比嘉加那、比嘉三八、比嘉三平、比嘉徳太、瑞慶覧長光氏らの7人が第4航海笠戸丸でエキスバル耕地へ入植したのが始まり。今では180世帯にまでにすそ野が広がっている。
表彰を受けた高齢者は以下の通り。(敬称略)
比嘉勇助(95)比嘉春(94)比嘉きよ(93)玉寄はつ(92)宮城のぶ子(91)呉屋良吉(90)新垣ふみ(89)呉屋敏子(89)大城幸盛(88)新垣チヨ(87)伊佐よし子(87)宮城善松(87)比嘉うめ(86)新垣みつのり(85)奥間すず子(85)安里秀子(81)比嘉よし子(81)仲松のぶ子(81)大城為喜(81)新垣清吉(80)宮城静子(80)。
(赤嶺光弘通信員)