社会

【アメリカ】両親の故郷で来年展覧会 米の陶芸彫刻家タカエズさん

打ち合わせをするトシコ・タカエズさん(写真右から2人目)

 アメリカを代表する現代・陶芸彫刻家のトシコ・タカエズ展が2010年1月1日から3月14日まで県立博物館・美術館で開催される。その打ち合わせのため、翁長直樹副館長と大城仁美学芸員など3人がこのほどトシコ・タカエズさん(87)のアトリエを訪れた。

 タカエズさんは陶芸の技法で彫刻に発展させた先駆者であり、その芸術性が高く評価されている。世界の代表的な芸術家としてスミソニアン博物館やメトロポリタン美術館、その他主要な美術館での収蔵や個展、授賞も多い。1995年には京都国立美術館で大々的な回顧展が開かれ、後に巡回展が行われた。
 しかし残念なことに沖縄にはほとんど紹介されず、知らない人の方が多い現状があった。
 旧具志川村(現うるま市)からハワイに移民した両親をもつハワイ2世のタカエズさんにとって、待ちに待った今回の沖縄での回顧展となるだけに思いは深い。
 タカエズさんは「両親と両親の里にささげる」と今回、学生時代の初期の作品から代表作の「さくら」「紫式部」や未発表のブロンズなどを展示する。
 なお、今回送り出されるタペストリー2点を含む41点の中から3点の「立ち木」以外はすべてタカエズさんから県立博物館・美術館への寄贈となる。
 「両親の故郷だから独立した立派なコレクションにしたい」と深い思いを語る。「沖縄で発表の機会がなかったのは残念だが、これを機にタカエズの世界が紹介できてうれしい」と翁長副館長は熱意をこめて語る。(比嘉良治通信員)



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