【ボリビア】先達の労苦たたえる 入植55周年記念し慰霊祭


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オキナワ移住地日ボ協会の慰霊塔の前で哀悼の言葉を読み上げる宮城和男日ボ協会長

 1954年8月15日に琉球政府第1次計画移民として278人が入植して55周年を迎え、このほどオキナワ日ボ協会主催の入植55周年記念慰霊祭が行われた。日ボ協会敷地内にある慰霊塔の前に、移住1世や日系学校の生徒など約100人が参列した。

 宮城和男日ボ協会会長は、先輩たちの多くの働きで、日系人・県系人とボリビア人の共存共栄の社会が築かれていることに触れ、その働きをたたえた。
 日系学校児童生徒を代表して、オキナワ日ボ学校8年生の中村利沙さんが哀悼の言葉を述べた。
 今、不便のない生活を送り、また、日系人・ウチナーンチュとしてさまざまな研修の機会に恵まれているのは、ここに眠る先輩方がオキナワ移住地の基礎をつくり上げたおかげであるとして感謝を表した。
(木内一夫通信員)