【ペルー】玉元さん叙勲で大使らが授章式 日系人活動に尽力


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授章式後、喜びの表情を見せる玉元さん(前列左から3人目)一家と、友人・知人、目賀田大使(同4人目)など関係者=日本大使公邸で

 11月3日の文化の日に日本政府から公表されたことしの秋の叙勲海外対象者の一人としてペルー社会で活躍し、旭日小綬章の栄に輝いた玉元紹一郎さんの授章式が、このほど日本大使公邸で執り行われた。式には大使館側から、目賀田周一郎大使、福田進公使、宇田川雅幸領事、受章者側からは玉元さんご家族、親せき、友人など多数が詰め掛けた。

 冒頭、目賀田大使から叙勲の対象となった経緯が述べられた後、授章式に移り、旭日小綬章が授与された。玉元さんは南米で最も古いサン・マルコス大学を卒業後、父の故・紹樽氏=旧具志川市出身=が営んでいたクリニーング店を引き継いだ。また、レオンシオ・プラード・クラブ会長、パシフィク・クラブ会長、日系人協会会長、総合運動場協会会長など多岐にわたって団体、機関で活躍、その功績が認められての受章となった。
 玉元さんは母・ウトさんも旧具志川市出身。現在は、妻ルイサさんと3人の子どもとクリーニング店を営みながら団体活動に従事している。(赤嶺光弘通信員)