年の瀬が迫るとアルゼンチン沖縄県人社会では、在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)が郊外にある「うるま園」で盛大に沖縄祭りを行い年忘れをする。
7回目を迎えたことしは19日に予定していたが、雨に降られて翌20日に延期せざるを得なかった。
それで宣伝が徹底せず、昨年、観衆の半分以上を占めていたアルゼンチン人が今回は1人も顔を見せず、県系人だけだった。昨年は4千人余が参加したが、今年は千人ちょっとといったところ。昨年は長い列ができ不足ぎみだった沖縄そばなどもことしは厳しく、出店者泣かせだった。予定していた沖縄角力が欠落していたのも残念だった。
それでも会場の設備は昨年と変わりなく素晴らしく、祭りらしい雰囲気を醸し出していた。会場で披露された舞踊の数々も見事で、太鼓も4流派が技を競ってばちさばきを見せあっぱれだった。
(新垣善太郎通信員)