琉球新報社 
ハワイ沖縄センターでこのほど、２０１０年のハワイ沖縄連合会役員就任式および２００９年ウチナーンチュオブザイヤーの授賞式ランチョンが開かれた。新会長の属する字与儀同士会のメンバーが実行委員を務め、会場には、連合会のクラブメンバー約６００人が出席した。知念フォード会長率いる２００９年の役員がまず舞台に立ち、会場から感謝の喝采（かっさい）を浴びた。
続いて２０１０年の新会長、コメイジ・ポール氏（４６）と新役員らが舞台に立ち、裁判官の島袋ハーバード氏を前に役員就任の宣誓を行った。
会長に就任したコメイジ氏は沖縄系３世の妻クリスティさんの影響で、字与儀同士会のメンバーになり、連合会の伝達委員会として、連合会のホームページなどの改善や数多くの行事に貢献してきた。
コメイジ氏は「ウチナーンチュの魂とは、われわれ沖縄コミュニティーで行われるさまざまなイベントを通して見受けられるものである。沖縄の文化は、まだなじみ深いものではないが、われわれの世代から子どもたちの世代へ沖縄の伝統文化を伝え、過去の歴史との関係を深めることは、重要だ」とあいさつ。継承された沖縄の心、助け合いの精神を未来へ伝えていく義務があるとし、「おかげさまで」が連合会の来年のテーマとなった。
会長あいさつの後、各クラブで特に貢献したメンバーが選ばれるウチナーチュオブザイヤーの授賞式と、一年を通して開催されているスポーツリーグの優勝旗の伝達式があり、今年の締めくくりとなった。
新役員は、次の通り。
▽会長 コメイジ・ポール
▽次期会長 仲宗根・ノーマン
▽副会長 加藤・バラリー、田中・コートニー、上原・ケビン
▽秘書 田中・キャシイアン
▽秘書補佐 柳・サンドラ
▽日本語書記 矢部・ドミンゴ・久美子
▽会計 照屋ランドルフ
▽会計補佐 久保田・バレリー
▽前年会長 知念・フォード
▽顧問 新川・デイビット、伊波・ジェイムス、古波蔵・ラッドニー、宮城・パトリック、島袋・クリス、玉城・サイリス、山里・モリース（名護千賀子通信員）
