【ペルー】喜寿 金婚式 ホールイン・ワン 小波津さん喜び3倍


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ホールイン・ワン達成記念プレートを挟んで娘さんやゴルファー仲間と喜びを分かち合う小波津浩さん(2列目左から7番目)

 77歳の喜寿と、結婚50年の金婚式、42年のゴルフ人生で初のホールイン・ワンと続けて三つの大きな喜びを勝ち得た小波津浩さん=旧玉城村出身=のホールイン・ワン達成を祝う小宴がこのほどグランハ・アスールGCで開かれた。

 リマ市郊外、サンタ・クラーラ部落に位置し、ことしでオープン52年の歴史を持つグランハ・アスールGC(パー71・6097ヤード)は現在130人の会員を擁し、そのほとんどをアジア系会員が占めている。中でも、日系ゴルファーが約四十数人、韓国系30人、中国系が15人となっている。
 二十数年前から日系人ゴルファーを中心に早朝日曜例会が開かれている。参加者は平均二十数人と少ないが、ゴルファーの平均年齢は72歳と高齢化が進んでいる。週1回のゴルフプレーも結果を気にせず、健康維持のためのスポーツと割り切っているのが実情のようだ。
 小波津さんも42年前に会員になって、現在も欠かさず奥さんの照代さんと一緒に参加している。
 ホールイン・ワンが達成されたのは去る12月13日で9番ホール(パー3、173ヤード)。本人はカップインに気付かず、同伴していたプレーヤーとキャディーの「ホールイン・ワン」の叫び声で初めて気付いたという。グランハ・アスールGCは起伏に飛んだフェアウエーで、9番のショートホールは打ち下ろし。手前に大きな池が口を開いている。両サイドに大きなバンカーがあって難しいホールの一つとされている。
 南米は人件費の安さもあって各プレーヤー、キャディーを伴いカートなしで全コース歩いてのプレーである。今、若いゴルファーの会員増が叫ばれている。(赤嶺光弘通信員)