【ペルー】心の歌 年代超えて 懐メロ大会、大使も出場盛り上がる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
初出場で「ルビーの指輪」を歌った目賀田周一郎大使

 ペルー県人会(ビクトル安里会長)主催の懐メロ大会がこのほど、リマ市郊外の県人会館西銘順治大ホールに多くのファンが詰め掛け開催された。
 今回の大会は「東西対抗歌の競演」と銘打ったこれまでの大会と趣向を変え、1部13組、2部22組でプログラムが編成され、それぞれ新人、ベテランを交えた大会となった。

 1世は戦前・戦後にはやった歌を好み、戦後生まれの2、3世は1960年代の歌を好んでいて、リマ市内のカラオケ店でもよく歌われている。
 大会は森川ミリアン、安座間よーちゃんのユーモアあふれた巧みな司会で進行。曲も「一杯のコーヒーから」「真っ赤な太陽」「おふくろさん」「知床旅情」などさまざまで盛り上がった。
 特に今大会には在ペルー日本国大使館から、一等書記官、領事、公使、大使と4人の歌手が出場したとあって、前評判も上々で、開演前から大勢の観客が詰め掛けた。特に大使の出場は95年の青木大使以来の参加となった。
(赤嶺光弘通信員)