【ロサンゼルス】ゲスト多彩 発展誓う 北米県人会、役員就任式に700人


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 北米沖縄県人会新年度の役員就任式典が盛大に開催された。ロサンゼルス近郊都市のウチナーンチュを主会員に構成しているが、最近では沖縄系ではない会員も多く、会場のモンテベロー市クワイヤットキャノン・レストランの参加者は700人に達した。

 沖縄県人会は南カリフォルニア県人会協議会に加入している41都道府県人会で最大の規模を誇る。多くの県人会がその存続さえ危ぶまれている昨今、沖縄県人会の存在は模範とされている。
 式典は終始英語で進行し金城さゆりさん(2世)の司会で開幕した。比嘉朝儀会長は今年で3期目の5年目を迎える。あいさつで「先人の足跡を踏みしめ、彼らの残してくれた偉大なる沖縄文化を正しく伝承し、次世代を担う若者の指導育成に役立てていきたい」と抱負を語った。
 メン・オブ・ザ・イヤーに元県人会長で、100周年記念祭委員長の当銘由洋さん、ウーマン・オブ・ザ・イヤーに100周年祭共同委員長のヴィッキー大城―西内さんが表彰された。
 2式目はジュリアン・イーリーさんの司会で琉球舞踊、民謡、カラオケ、祭り太鼓、フラダンスなどが場を盛り上げ、最後はカチャーシーと芭蕉布で締めくくった。
 特別ゲストとして参加した2世ウイーククイーンのデイナ・ふじこ・ヘザートンさん(県系4世)と3人の準クイーンらもカチャーシーに加わり、花を添えた。
 もう1人のゲストは、南加青森県人会会長でメーキャップ・アーティストの佳緒里・ナラ・ターナーさん。ナラさんは3月、琉球新報社主催の「女性サロン」で講演する予定となっている。
 ラッフル(抽選会)ではグランド・プライズに上原旅行社の日本往復航空券、そして第二グランド・プライズにIACEトラベル社より米国内往復航空券が、それぞれ贈呈された。
(当銘貞夫通信員)

賛辞を送られる100周年実行委員ら。右端は比嘉朝儀会長。
ゲストの佳緒里・ナラ・ターナーさん(後列左)と(前列左から)2世ウイーク・クイーンのヘザートンさん、ミストモダチのニコル・マスダさん、プリンセスのジェニファー・アカミネさん。クイーン3人は全員沖縄系