【島人の目】感謝のメッセージ


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 世界各地から寄せられた本紙海外通信員の新年のメッセージを読んだ。
 世界的経済の不況を憂慮したものや、現地からの熱い情報、ウチナーンチュの歴史など興味深いものとなっている。中に2つほど普天間基地の問題を懸念したものがあり、私の目に留まった。

 私も沖縄に新しい基地を建設することには断固として反対の立場をとる。基地の縮小が沖縄県民の総意であると理解している。名護市長選は、辺野古移設反対の稲嶺氏が当選し、日米両政府に沖縄の立場を主張できる絶好の機会が訪れた。
 私は新年メッセージで、通信員としての役割は、人間関係がいかに重要であるかを新年のレゾリューション(決意)を込めて表現した。
 このコラムに対して、県立芸術大学の波照間永吉教授は「当銘さんのスタンスが見事に表現されており、いよいよご期待申し上げる気持ちが、強く沸きあがってまいりました」と所感を寄せた。早大大学院で学ぶ娘の陽さんからは「当銘さまのメールや記事はいつも私をより大きな視野に引き出してくれます。レポートで忙しいときに当銘さまの文章を読むと、いつも世界を意識させられます。それがまた、自分の勉強の活力にもなるのです」とうれしい感想が寄せられ、私は感慨のひとときをかみしめた。
 映画監督の落合賢さんは「当銘さまとの出会いはとても大切なものとなり、今後とも末永くお付き合いできればと願っております。クリスマス前に帰国した際、沖縄の美ら海水族館を訪れ撮影をしました」とサイトで写真を送ってきた。
 読者からの海外通信員へのフィードバック(感想)は本紙にあまり掲載されないだけに、3人からのメール・メッセージを紹介して、感謝の辞としたい。(当銘貞夫、ロサンゼルス通信員)