【ドイツ】3姉妹の踊りに喝采 県人会が盛大に新年会


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 ことしのドイツの冬は厳しく、何度も大雪に見舞われたが、1月中はなぜか週末の度に大雪が降った。2月に予定されていたドイツ沖縄県人会も、前日まで雪で、参加者が少なくなるのではと危惧(きぐ)したが、幸いにもその週末だけ、雪から解放され、33人の会員がケルンに集まった。

 会場は例年通り、上原教弘氏が経営するレストラン「京都」で、おのおのが自慢の手料理を持ち寄っての新年会。たくさんの沖縄料理が見事に並んだ。
 初めて参加した会員は、まずドイツで、ゴーヤーやパパイアなどの沖縄の食材が手に入ることに驚き、自慢料理のおいしさに感嘆。そして、初めて会ったのにもかかわらず、すぐに心が通い合う同郷の和に感激した様子だった。
 ことしは初参加の会員が多く、反響も特に大きかった。何よりも会を最高に盛り上げてくれたのは、ベルギーから参加した漢那・デボア・美智代さんのかわいい3人の娘、映美利ちゃん(7)、利沙ちゃん(5)、紅愛ちゃん(2)だった。
 叔母さんの結婚式のために練習したという「とぅまた節」を、美智代さんの三線伴奏で見事に踊って拍手大喝采(かっさい)を浴びた。(キシュカート外間久美子通信員)

かわいらしい舞を披露した漢那・デボア・美智代さんの娘たち=ケルンのレストラン「京都」
各地から集まった県人会メンバー=ケルンのレストラン「京都」