琉球新報社 
ボリビア国オキナワ移住地第三地域と、サンタクルス市工業地帯を結ぶ道路の改良工事が終了し、引き渡し式がこのほどサンタクルス市近くの道路沿いで開かれた。田中和夫在ボリビア日本国大使や、ルベン・コスタスサンタクルス県知事、宮城和男オキナワ日ボ協会長などが出席した。
工事区間は全長３２．７キロ。総工費は４万米ドルで、３万米ドルは日本政府、１万米ドルはサンタクルス県政府が負担した。式中、ルベン・コスタ県知事から田中大使へ感謝状が贈呈された。
改良工事により、第三地域からサンタクルス市工業団地までは４５分で行くことができるようになる。この地域に住む住人の交通の便や、作物の運搬などに非常な恩恵をもたらすと期待されている。オキナワ移住地の第一地域からサンタクルス市までの約１００キロは、舗装道路で結ばれているが、第二・第三地域からは未舗装の道路を通らなければ第一地域やサンタクルス市に行くことはできない。
今回完成した道路とともに、移住地内の第一地域から第三地域を結ぶ道路までアスファルト舗装されることが期待されている。
（木内一夫通信員）
