【アメリカ】南加県人会協議会新役員 就任式で決意表明


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 世界に在留する日本人の数は、外務省の調べで2005年に100万人を突破した。多くの日系人を擁する北米において、特に南カリフォルニアにおける日系人数は大きな規模となっている。

 その地において、各都道府県から集まった人たちは県人会を創立し、文化などを通して友好・親善を深めてきた。41都道府県人会は現県人会長と過去の県人会長経験者を理事として、県人会協議会を組織、日系社会・米国社会に貢献。加盟県人会の半数は既に創立100周年を迎えた。アメリカにおける日本の県人会の総数はここ南カリフォルニアに集中している現状である。
 県人会協議会はこのほど、創立41回目の新役員就任式を開催した。
 県出身の比嘉朝儀筆頭副会長が司会を務め、新会長に選出された熊本県出身の福岡健二さんはじめ新役員が宣誓した。
 福岡会長は「日系諸団体と協力して日系、米国社会の発展のために力を尽くし、日米の懸け橋役に徹する決意」を表明した。
 同協議会の名誉会長を務める伊原純一在ロサンゼルス日本国総領事は「福岡新体制に期待する」と祝辞を述べ、新役員体制の前途に期待を寄せた。
 昨年度協議会に貢献したとして、宮崎マック会長、当銘貞夫幹事、上原淳生特別会計が表彰された。当銘氏は本年度第3副会長に就任、広報部長を兼務する。本紙通信員を永年務めている。(当銘貞夫通信員)