【ブラジル】100周年事業、協力要請 県人会総会で与儀会長


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 ブラジル沖縄県人会・ブラジル沖縄文化センター(与儀昭雄会長)の第73回定期総会が、このほどサンパウロ市の県人会本部会館で開かれた。カンポグランデ、ブラジリア、マリリアなど遠方の支部を含め、役員や支部長など約100人が出席した。

 与儀会長はあいさつの中で、県人会活動への協力に感謝するとともに、移民資料館資料収集など100周年記念事業への協力を要請、また来年の「第5回世界のウチナーンチュ大会」に多くの人が参加するよう呼び掛けた。
 午前の報告事項の部では、2009年度会務、会計・育英資金収支決算、会計監査などの報告がなされた。
 また、1月にアルゼンチン沖縄連合会主催で催された「ニーセーター・ツアー」に参加した仲宗根学さんと宮里マリーナさんが紹介された。
 昼食時には、現在ブラジル滞在中の沖縄の民謡歌手、堀内加奈子さん(北海道出身)が、琉装で「祝い節」「別れの煙」など数曲を歌って出席者をねぎらい、喜ばれた。
 午後の審議事項の部では、10年度予算案、15の行事計画が発表され、承認された。
 また、サント・アンドレー支部から、県人会・支部組織の強化と活性化を目的とする「各支部連絡会の設置」と「カジマヤーならびに百歳表彰祝賀会開催」が提案された。賛否両論、活発な意見が交わされたが、最終的に2案とも支持され、実施方法をこれから理事会などで検討を重ねることで承認された。
 最後に宮城滋評議員会長から、開発青年隊協会長、支部長、県人会長、文化センター理事長を歴任した山城勇さんを名誉会長に推薦する提案がなされ、参加者の大きな拍手で承認された。(与那嶺恵子通信員)