【アルゼンチン】「落書き魔」絶えず　壁塗り替え翌日被害

　ブエノスアイレスを訪れる人々が、街の通りを見てびっくりするのは、壁に書かれている落書きの羅列だ。それも１カ所だけではない。ほとんどの通りに見られるのだ。
　落書き魔は自慢するかのようにサインを入れたり、書き方を特別に分かるようにしてある。

　新しい家屋や、新しくペンキを塗り替えられた壁などに落書き魔は群がるようだ。翌日には落書きがされている。何も住居だけではない。会社のビルやアパートなども例外ではない。乗り物、例えば汽車やバスなどにも堂々と落書きされている。
　落書きだけならいい。ひどいものになると絵が描かれている。ペンキで見事に描いたものもある。
　こんなブエノスアイレスのような街は世界中どこへ行ってもなかろうと思われる。
（新垣善太郎通信員）