【ぺルー】ウチナーの味 父の日に 沖縄婦人会、調理講習で7品紹介


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
会員70人が沖縄料理の作り方を学んだ講習会

 ペルー沖縄婦人会(エンリケッタ真栄喜会長)はこのほど、父の日に向けゴーヤーと豚肉をメーン食材にした沖縄料理講習会を県人会館内の食堂で開いた。これまで県人会主催の沖縄料理フェステイバル「イチャリバ・チョーデー」の調理担当として腕を振るってきた松田美津江さんが講師を務め、沖縄料理7品を作りながら調理方法を丁寧に紹介した。

 2011年は沖縄県人がペルーに移住してから105年の節目の年を迎える。そうした中、台所を預かる主婦らも3、4世の時代になっているが、彼女らも幼いころから祖父母らが料理し、口にしてきた沖縄料理の味は今もはっきり脳裏に焼き付いているという。
 講習会には70人の会員が参加、徳村直子さんの通訳が入って最初の料理が紹介された。1品目は「ミミガー・サシミ」、2品目は「ラフテー」、3品目は「ゴーヤーチャンプルー」、4品目は「ソーキ汁」、5品目は「イナムルチ」、6品目はゴーヤーとタコの「酢の物」、7品目はゴーヤーと砂糖を食材にした「ゴーヤーチッパン」が紹介された。参加者はレシピを手にメモを取りながら一生懸命聞き入っていた。
 最後に、調理された7品の料理が参加者全員にふるまわれた。(赤嶺光弘通信員)